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多数派と少数派……ちょっと暑いのでちょっとした妄想
2010/10/14(Thu)
少し暑い日が続いて、気持ちが安定しないと、私はときどき不思議な妄想に走ることがある。

というよりも、先月中~下旬にかけて涼しくなったときに、その涼しさが嬉しかったのだけれども、体がそれに合わせて秋の深まりに向けた準備をしていたんだろう。

ここんところ日中の暑さが若干戻ってきたようで……身も心もちょっと混乱しているようだ。

まぁ、一気に季節が進むなんてことはなく、行きつ戻りつ……とは頭では分ってはいたつもりだが、今年の夏の暑さが尋常ではなかったために、心身が余計に秋に向けた準備を一気に進めてしまった感がある……。
「わぁ~い、涼しいぞー!!♪\(^▽^)/」てな感じで。
ストレスが昂じて、折角20年以上かけて(←苦笑)卒業したはずの「喫煙大学y(^。^)。o0○ 」に再び入学?編入?聴講生?いずれにせよ入り直してしまったぜよ……><

さて本題。

多数派と少数派が入れ替わる、ということをふと思った。

ここに来る皆さんなら多くの方々はご存知かと思うが、私は発達障害の当事者である。
また、色覚も違うことも少し触れた。

発達障害、という言葉でひとくくりにしてしまっているが、その中身は色々で、人によって様々な特性を抱えており、また、それに起因する困難も人それぞれ。

生き辛さの中身もみんなそれぞれ違う。持って生まれた部分に由来する能力の凸凹があるので、発達障害というよりむしろ、発達凸凹なんていう言葉の方がよりしっくりくるのでは、とも思ったりしている。

発達障害と一口に言っても、その中には、アスペルガー的要素の濃い人薄い人、また、自閉的傾向の濃い人薄い人、あるいは、ADHD的な側面の強い人弱い人、色々な人がいる。

発生率は6%前後といわれているが、率直なところ、飽くまで私の個人的な感想では……まだまだ世の中には自らの障害に気付くことなく過ごしている人も多いと思うし、厳密な意味ではもっと高いのではないかとすら思っている。
しかし94%ということはない。

もし、私のような発達障害の発生率が90%以上なら、どうなるか。
世の中というものは、概ね多数派の論理で動いている。
つまり、発達障害の対概念として「定型発達」という言葉があるのだが、そちらが少数になり、発達障害が多数になるということだ。
すると、発達障害の当事者にとって都合の良い論理で動く。現在の「定型発達」にとっては不都合な世の中になることが予想される。

発達障害の当事者は、知的な遅れを伴っていないケースが多く、近年でこそ幼児期や学童期の、私たちから見れば「早期発見」が少しづつ進んできてはいるものの、現在おおよそ大学生以上の、いわゆる成人している場合、なかなか家庭でも職場でも気付かれることがなく、早くても短大、大学……多くの人は、社会人になってから初めて気付くことが多い。
学業成績についてはどちらかと言えば「点数の高い」人が多いものだから、それが余計に苦労する種になる。また、気付かれにくいことにも繋がる。いわゆる「旧き良き」日本的体質の企業の場合、未だ学歴信仰が残っていたりするものだから「こんな大学出ているのになんでこんなことができひんの??」みたいな言われ方をする人も多いと思う。

思うのは、発達障害という言葉、これは、世の中一般の中で、まだまだ発達障害の当事者にとっては生き難い現状があるから当事者である我々に対して「障害」という概念が通用するのであって、我々が無理なくそして生き辛さを感じることなく、日常を送る、ということができるのであれば「障害」は障害でなくなるのではなかろうか、ということだ。
つまり、我々の生き辛さの原因は、「定型発達者」向けに作られた世の中の仕組みであって、それが障害の一因であると私は思う。

もし現時点で急に「定型発達者」が少数になれば、世の中は「発達障害当事者」にマッチした論理で動くだろうし、そうなれば「定型発達者」と「発達障害当事者」の概念は逆転し、我々にとっては生き易いだろうが、「定型発達者」には生き辛い社会になるかもしれない。

あるいは、発達障害当事者は、色々と「生きる苦しみ」も十分に肌身で感じていて、同じ苦しみを味わう人がいてほしくない、という思いで、「定型発達者」にも、当事者にも生き易い世の中にするかもしれない。
あるいは、想像力が少し弱い人も多いから、「定型発達者」の思考構造が理解しづらく、それがゆえに「定型発達者」に対する深い思慮ができにくいということも起こり得るか。

発達障害という言葉が最も一般的であるから私もそれを使うが、「発達凸凹」とか「少数発達」「第2発達」などの呼称が使われる方が、私個人的にはより心情にマッチしているような気がしてならない。とはいえ、2010年現在ではまだまだそこまでは認識が深まっていないように感じる。

というのをどこでヒントを得たか……色覚についてネットで調べていて思い付いた。

私の見る世界は、先に述べたように少数派だ。
日本人男性の5%くらい、つまり日本の全人口の3%弱の少数派に属する。
私の色の感じ方がどう違うのかといえば、多数派の人たちよりも少し……暖色系、桃色……などが感じにくいという点にある。
また、それと裏表なのだが、他の多くの人たちより……寒色系、水色などが少しはっきり感じられるという点。

私が小学生くらいのときには、小さな(ドット)が円の中に色付いて散りばめられ、そのドットのつながり具合でアラビア数字とか迷路とかを辿る、いわゆる「大隈式色盲検査表」で検査され、「色盲」「色弱」「色覚異常」という呼称が使われていた。
今は「○型○色覚」「△色覚」とかの呼称を使う流れにあるようだ。

運転こそしないものの、車の免許もあるし、当然ながら信号の色も見分けられるし、ほとんどの色の区別において、困ったことは少ない。強いて言えば、中学生から高校生くらいのときに、社会科の資料で、折れ線グラフに何本もの線が入っており、それらが極めて微妙な色合いで区別されていたり、あるいは地図上で各国の領土の色分けが曖昧な中間色を多用されていた場合、ちょっと……区別しにくいときがあった程度。
商業印刷物の制作会社に勤めていたときでも、画像の色味の弁別で困ったことは、年に1度あるかないか。
つまり厳密な色の弁別がスキルとして求められる場面でも、さほど困りはしないということだ。

いっとき、色覚補正眼鏡、なるものを試してみたことがある。

さまざまな写真を見て、各個人の色の見え方を測定し、その程度に合った偏光レンズをアレンジするというものだったと思う。
無料体験コーナーで度を調節して、私に最も適合するレンズを選んでもらい、それを通して辺りを見回すと……
まぁ、なんと赤の鮮やかなこと!!
という新鮮な驚きとともに、道行く人々が全て魅力的に思えてきた。
もっと具体的に言おう、道行く女性が全て素敵に感じた。
いや、はっきり言って、世の中全てがバラ色に見えたのだ。

だがしかし、その反面、青や緑の鮮やかさは少々失われた

私の見る世界に比べて、多数派の人が見る世界は、少し赤みがかっている。
多数派の人が見る世界に比べて、私の見る世界は、少し青みがかっている。

常に性的欲求の高い私が、今よりも赤い世界に飛び込んだらどうなるか……
逆ED、つまり「勃ちっぱなし」になって困るのではないだろうか、という心配があって、その眼鏡を購入するのは断念した(いっとき「喫煙大学」の休学中?に、勃起していない時間帯の方が少なくって……困り果てたことがある。まぁ、人並みならばいいんだけど……世の男性たちよりでかいから恥ずかしかった)。

それに、新緑の鮮やかさや樹々の芽吹きどきの緑の美しさ、芝生の綺麗さ、これらが感じられなくなるのも……寂しく思えた。

何より、30年近く生きてきた世界から全く違う世界に引っ越すわけで、認知が変わることになってしまうわけで、それがために様々な精神的混乱を招くだろうことは明白だったし、それに耐えられないと判断したので買わなかった。
適応できないだろう、と……思ったからだ
ま、ときどきそれをかけて、青い世界と赤い世界を行き来する、という方法もあるいはあるのかも知れないが、それはまたそれで各々の世界に慣れるまでに時間がかかるだろうし、想像しただけで気分が悪くなってしまった。

自分には、心を静める青や緑が強くて、赤や桃色が弱い世界が似合っている。

でもこれも、もしも私のような色の感じ方をする人が多数ならば、また世間の様々な印刷物や看板、PCやテレビ放送……様々なものは多数派向けに色設計されるんだろうな。

思うことは同じ。たとえ逆転したとしても、多数派の色味の人も、少数派の色味の人も、何ら不自由を感じることのないような色社会であることを望む。

古くは「バリアフリー」と言われ、「ユニバーサルデザイン」「ユニバーサルカラー」とその考え方は少しづつ発展してはきている。

さらに言えば、「○色覚」なんて言葉もその概念すらもないのが一番いい。

発達の問題でもそうで、わざわざ診断して区別して手帳取って色々な支援が必要とされるような世の中ではなく、そんな支援なんて不要な社会であることが最も望ましい。

勿論今の日本社会は、私たちのような発達障害の当事者にとってまだまだ生き辛いから、各個人に合った支援は必要と考えている。


乱文乱筆ご容赦下さい。
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